物件引き渡し時までの準備、何をすればいい?

物件引き渡し時までの準備、何をすればいい?

物件引き渡し時までの準備、何をすればいい?

不動産の売却が決まったら、いよいよ始まるのが買主に物件を引き渡す準備です。その際に必要な作業や法的な書類の作成などは、不動産売却を仲介した業者が指示してくれます。しかし、どのような作業・手続きを行うべきかしっかり把握しておかないと、万が一トラブルが発生した場合、迅速に対応できない可能性も。また、手続きによっては不備があると違約金の支払いが生じるケースもあります。そのため、引き渡しまでに何を売主がすべきかここでしっかりと把握し、不動産売却に最後の最後でトラブルが生じないように気をつけましょう。

 

引っ越し準備は1か月前から!

不動産の買い手が見つかってホッとしたのもつかの間。次には引っ越し準備が待っています。「まだ時間があるから」と構えていると、あっという間に引き渡し日になってしまうので、遅くとも引き渡しの1か月前には引っ越しの準備を始めましょう。

粗大ごみの回収依頼はマスト!

大型電化製品に限らず、畳や家具は通常のゴミ回収車で回収することができません。市区町村の清掃担当部署に連絡し、役所が認めた処理業者に依頼する必要があります(回収は有料)。また、引き取りまでに時間がかかる可能性もあるのも、引っ越し準備を早めにはじめたほうがよい理由のひとつです。

なお、不要になったエアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機といった大型家電は、その家電を買った家電小売店か同じ種類の家電を買う予定の小売店に連絡すれば、引き取ってもらえます(家電リサイクル法にもとづく)。ただし、小売店に「収集・運搬のための料金」「リサイクルするための料金を請求された場合、その料金」を支払う必要があります。

引っ越しのリミットはいつまで?

引っ越しのリミットは、「残代金決済日の前日」です。残代金決済とは、不動産の売却代金から手付金を引いた金額を受け取ることを意味します。残代金の決済は物件引き渡し日に行うので、より正確に言えば「物件引き渡し日の前日」が引っ越しのリミットと言えるでしょう。

とは言え、これは“最終的な”タイムリミットです。最後の最後でトラブルが発生し、引っ越しがスムーズに進められない可能性もあるので、このギリギリの期日に合わせるのではなく、余裕をもって引っ越し準備を行うのがベストな選択と言えるでしょう。

 

引き渡しの手続きには不備がないように!

不動産売却には数多くの手続きや、それにともなう書類作成が必要です。書類は司法書士など専門家が作成してくれるものもありますが、中には手続きに時間を要するものもあります。そのため、どんな手続きや書類作成が必要か自分自身で把握し、万が一のトラブルに備えておきましょう。

抵当権の抹消

「抵当権」とは簡単に言うと、万が一ローンを支払えなくなった際、銀行が不動産を差し押さえる権利を意味します。銀行はその不動産を売却し、得たお金を残債の返済に充てることができるのです。売却予定の不動産に抵当権がついている場合、「ローンの全額返済」と「抵当権抹消の準備」を進める必要があります。抵当権は、ローンの返済が終わったら自動的に抹消されるものではなく、自分で手続きする必要があるので、忘れずに手続きをしましょう。

所有権移転登記

不動産売買時、不動産の所有権が売主から買主に移る際には、法務局に所有権の移転を登記する必要があります。この手続きを「所有権移転登記」と呼びます。所有権移転登記に必要な書類は、市区町村の役所や法務局でもらってくる必要があり、手続きが大変なので一般的には司法書士の先生に手続きを代行してもらいます。

ただし、司法書士にすべての作業を“丸投げ”してしまい、自分がどんな手続きを行っているのか把握しておかないと、万が一書類に不備があった場合迅速に対応することができなくなってしまいます。必要書類に漏れがあると、契約に記した期日に所有権の移転登記ができなくなるので、要注意です。

 

引き渡し時の流れ

引っ越しの準備が済み必要書類を準備できたら、いよいよ物件の引き渡しです。前述したように、物件引き渡し日には残代金の受け取りを行いますが、ほかに登記申請書類の確認や、固定資産税の清算なども同じ日に行います。下記では、引き渡し日に行う手続きについてご説明するので、参考にしてください。

残代金を受け取り、登記申請書類を渡す

物件引き渡し日、売主は残代金(不動産の売却代金から手付金を引いたお金)を受け取ります。この際、領収書を買主に渡します。続いて、売主は買主に所有権移転登記の必要書類を渡します。

固定資産税などの清算

固定資産税やマンションの管理費などは、引き渡しの前日までは売主の負担となり、引き渡し日以降は買主が負担します。その負担額は、日割りで清算するので、買主から清算金を受け取りましょう。

その他

ほかに、鍵の受け渡しや関係書類の引き渡し、仲介手数料の残額の支払いといった手続きがあります。なお、鍵を引き渡す際には取引確認書への署名・捺印が必要です。

 

まとめ

不動産を売却するには、多くの手続き、書類の作成が必要です。引っ越し準備も並行して行うため、すべての準備を「余裕をもって」行うことが、最後の最後で慌てないために重要なポイントと言えるでしょう。

グリーングラスは大阪市内でマンション売却を専門に行っています。マンション売却時に必要な手続きについても熟知しているので、「不動産売却って手続きが多くて不安」「手続きを代行してくれる司法書士は見つかるの?」といった不安をお持ちの方は、ぜひご相談ください。

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