机上査定と訪問査定

不動産を売却するとき、または売却するかもっていうときに

まずは自分の不動産がいくらで売れるのだろうという疑問が生じます。

その時に、不動産会社に査定をしてもらうと思います。

その査定方法は

「机上査定」と「訪問査定」

の２つに分かれます。

そして私どもが査定のご依頼を頂いた際に

机上査定と訪問査定どちらがいいですか？

とお尋ねすると、大体の方が

「机上査定」

をお選びになります。

そして私たちはこうお伝えいたします。

「机上査定の場合は実査定と比べて大きく査定価格に

差が出る場合がございます。」と

そんなことあるの？

って思われる方も少なくないと思います。

差が出る理由はいくつかあります。

①　お部屋の状態や日当たり、眺望
②　近隣類似物件との相対的査定
③　急いで売却なのか、そうでもないのか。
④　売却戦略の違い

①については不動産を長きに携わる私たちでさえ、

紙媒体やネットで物件を見るのと、

実際に物件を見て、実際の目と肌で感じる物件は

いい意味でも悪い意味でも大きく変わります。

②については、やはり相場というものあるのですが

例えば近隣に同じような築年数で同じような広さ・間取りで物件があった時

買主様は必ず見比べますし、引き合いに出します。

類似物件が沢山あると、

相場は需要と供給のバランスで売買価格が崩れる可能性がありますし、

逆に類似物件がたまたまなくて、その時期にどうしても

その物件が欲しい事情がある方が物件をお探しの場合

相場より高く売却できる事例も多々あります。

③については、不動産を売却する方の多くは

何かしら売却する理由があります。

例えば転勤や学校区。

そして時期的にも急に売却しないといけない事情などがあると

急いで売却する必要が出ていますし

その場合は必然的に売却を急ぐと

売買価格は安くなりますし、

特に急いでいない場合は②でもお話ししたように

相場より高く売却出来る場合も多々あります。

④については、

当社には物件に付加価値と演出を施すことで

相場より早く売却もしくは高く売却を実現する

実績とノウハウがございます。

ですでの、不動産売却をする理由がまだ潜在化してる場合は

机上査定でも宜しいかと思いますが

不動産売却する理由が顕在化している場合

その査定額は不動産会社や担当者によって

大きく変わる場合がございます。

そしてその査定額の”差”については

中には媒介契約を取得することを目的に

根拠なく、高い査定額を提示するところも出てくるかもしれません。

査定をしてくれた各不動産会社の担当に

しっかりとその査定額算出に至った根拠を

しっかり数字で説明してもらい、ご納得頂けることが

大切になります。

不動産売却はその分母となる金額が大きいので

売却価格の誤差、ほんの１パーセントでも

その金額は数十万円になります。

しっかりと自分の不動産売却は

納得ができる査定価格と売却戦略を選ぶことが

大切になってきます。